この記事を読むと、バレエに必要な容姿について分かります。

バレエコンクールって容姿も審査対象になるって聞いたけど、どんなに上手な子でも手足が短かったり、顔が大きいと減点されてしまうのでしょうか…。なにか対策があれば教えてほしいです。
こんな疑問に元バレエ教師がお答えします。
バレエは細くて手足が長くて顔が小さい人がやっているイメージありませんか?(ついでに顔まで美男美女ぞろい…)
これは容姿端麗な人がバレエをやっているからこうなったわけではなく、バレエが芸術であるがゆえ淘汰された結果ではないかと感じています。

よくテレビや雑誌で見るモデルさんが素敵なのと同じように、バレエも見た目が重視される世界です。
美しいものを見にお客様はお金を払って舞台に来てくださるのですから、見ていただくダンサーは美しくなければなりません。
では、容姿端麗でなくてはバレエはできないのか?と聞かれそうですが、それはまた話が違います。
見た目が良いだけでバレエは上達しませんよ。

太りすぎていると思ったらお菓子を控える、身長が足りないと思ったら成長期に伸ばす努力をする、手足が短ければ長く見せる努力をする、顔を美しく見せたければメイクを勉強する…できることはたくさんあります。容姿がバレエ向きでないからといってあきらめてしまうのはもったいないです。
バレエコンクールは容姿も審査対象

バレエコンクールは容姿も審査対象になります。
同じレベルの踊りであれば、よりバレエ向きの体型の人に点数が入るでしょう。
とはいえ、身長のように手足を測られることはありませんし、書類審査等があるわけではありません。
舞台上で踊るあなたが輝いて美しく見えていると、それも加点の対象になりますよ。
バレエは芸術
バレエは芸術であるため、受け手がどう思うかはとても大切なポイントです。
どんなに踊りが上手くても、どんな役を表現しているかわからなければ点数にならないのと同じように、「もっと見た目が良ければ…」と思われてしまえば減点の対象になり得ます。
しかし、バレエでは体型や顔の大きさを具体的に数値化されることはありません。
いかに自分を良く見せるかを研究していくことによって、同じ身体でも全く別人のように見せることもできますよ。

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バレエダンサーは見られる職業
バレエダンサーはお客様がいてこそ成り立つ職業です。
つまり、お客様に楽しんでいただくことがお仕事になります。
お金を払って舞台を見に行ったのに、踊っていたのはきれいな人ではなかった…と思われてしまうのは悲しいですし、そう思ったお客様はもうその舞台を見に来てくれないかもしれません。

それだけダンサーは「見られる」ということを頭に入れておかなければいけないですね。
まだ幼いとそこまでの意識はなかなか芽生えないと思いますが。プロを目指すのであれば必要なこと。
中学生以上になって将来を考えるようになったら頭に入れておいてほしいですね。

努力で変えることができるものもある
容姿は生まれつきのものでもありますが、努力で変えられるものもあります。
骨格や頭の大きさなどは変えることはできないですが、筋肉は自分でトレーニングをして変えられますよね。

顔のパーツは変えられないかもしれませんが、表情は変えることができます。
最初からあきらめてしまうのではなく、努力して美しく見せることはいくらでもできるのです。
もし顔が他の人より大きくて悩んでいても、そのコンプレックスよりも目立つ身体の美しさや表情の豊かさを身につければいくらでも挽回できますよ。

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バレエで容姿を良くするために出来ること3つ

では具体的に容姿を良く見せるために出来ることについてお話ししていきます。
普段の生活から美しくいることを意識してみると自然と変わっていくものですよ。
レッスンももちろん大切ですが、それ以外の部分も意識してみてくださいね。
正しいレッスン
バレエ体型は正しいレッスンによって作られます。
もともと細い人がバレエをやっているのではなく、正しくバレエのレッスンをしているから細くしなやかな筋肉を身に着けることができるのです。

力任せで脚をあげてキープしたり、テクニックをしてみたり…そんなことを繰り返していては脚は太くなる一方ですよ。
細くしなやかな筋肉がついた脚は舞台上で自然と長く見えます。
反対に太くムキムキの太ももやふくらはぎがついた脚は舞台上で短く見えます。
同じ長さでも筋肉の付き方で足の長さが変わって見えてきますよ。

バレエをやっている人は細い理由についてはこちらのバレエをやってる人が細い理由は食事ではない!【正しいレッスンが重要】でも詳しく解説しています。
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身長を伸ばす
身長が高いと身長が低い人より手足が長く見えます。
実際に長さが違うので当たり前かもしれないですが、小さくて手足が特別に長い子よりも大きい子のほうが美しく見えますよ。
身長が高い子のほうが存在感もありますし、踊れる役柄も増えます。
日本国内で大きすぎるくらいでも、海外に出れば当たり前の身長です。

大人になってから伸ばしたいと持っても伸びないので、成長期のお子さんをお持ちのママさんはぜひお子さんの身長を伸ばすお手伝いをしてあげてくださいね。
バレエ界は身長一つで将来プロになれるかどうかが変わってしまう世界ですよ。

バレエに身長が必要な理由はこちらのバレエに身長は必須条件!低いと困るバレエの残酷な現実と対策をご覧ください。
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意識改革
普段の服装や髪型、メイク等は誰に見せてもおかしくないようにしましょう。
舞台上に上がると、これらすべてをお客様に見られます。
舞台上だけきれいに見せようと思ってもなかなか難しいもの。
きちんとレッスンから美しさを意識していきましょう。
レッスンでの意識ポイント
- 髪型はきちんときれいなお団子にしてありますか?
- 男の子は寝癖が立ったままではないですか?
- タイツやシューズに穴が開いていませんか?
- だらしない格好でレッスンを受けていませんか?
これらはできていて当たり前のことです。
美を求めてレッスンしているはずなのに、そもそも恰好からできていないのはおかしいですよね。
また、日常生活でも意識できることはあります。
日常生活での意識ポイント
- 片付け、整理整頓はきちんとできていますか?
- 時間は守れていますか?
- 物を大切に扱っていますか?
- 相手に敬意をもって接していますか?
小学校の道徳のような内容ですが、きちんとできると気分もすっきりしますよね。
こんな日常の些細なことが踊りにも不思議と表れてしまうのがバレエです。

毎日意識するのが大変なのはよくわかりますが、この意識を持っているかそうでないかで舞台上での美しさは変わってきますよ。
息抜きをしつつきちんと日常生活も大切にしていきたいですね。

バレエコンクールだからこそできる容姿を良く見せるコツ3つ

実は、コンクールだからこそできる容姿を良く見せるコツがあります。
それはメイク・衣装・髪型の3つです。
1人で踊るからこそ、周りに合わせる必要もないですし、好きなように出来るのがコンクール。
どうしたらより美しく見えるかを考えて準備したいですね。
メイク
メイク一つで顔は別人のように変えることができます。
「影」を意識したメイクで、目を大きく、鼻を高く、顔を小さく見せることは可能ですよ。
…とはいえ、やりすぎるとおかしく見えてしまうので注意しましょう。
メイクのコツ
- アイラインをうまく使って目を大きく見せる
- ノーズシャドウとハイライトを使って鼻を高く見せる
- あごのラインや生え際にシャドウを塗って小顔に見せる
- 横顔が美しく見えるかをきちんとチェックする
先生にやってもらう場合もあると思いますが、その時ももっとこう見せたいので~してもらっても良いですか?と聞いてみたり、自分で練習してみるのも良い勉強になると思いますよ。
どうしたら美しく見えるかを研究することはバレエが上達するためにも必要なことです。
身体も顔も1人として同じ人は他にいません。
自分で良く見せる工夫をする癖をつけましょう。

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衣装
衣装一つで身体のラインがきれいに見えるかが変わります。
例えば同じ長さのチュチュでも、デザインがウエストが細く見えるようなデコレーションのほうがより細いウエストに見えるのです。

何度も言いますが、ダンサーのウエストの数値を提出することはないですよね。つまり、きれいに見せたもん勝ちなのです。
極端な話、脚のラインに自信がない人は、クラシックチュチュではなく、ロマンチックチュチュを着るヴァリエーションのほうがきれいに見せることができるかもしれません。
ただし、オーディションなどではそれは通用しないので、やはり正しいレッスンで鍛えることが一番重要です。

髪型・髪飾り
意外と忘れがちなのが髪型や髪飾りです。
コンクールを見ていると、髪飾りが必要以上に大きい人がたくさんいます。
髪飾りが大きすぎると、頭が大きく見えてしまうのでおすすめしません。

同じ理由でお団子が大きすぎたり、きちんとつぶせずにでっぱているのもきれいには見えないですよ。
他にも、うなじに髪の毛がたくさんある人は剃ってしまうのもおすすめです。
やはり髪の毛があるよりも白い首がたくさん見えたほうがより長い首に見えますよね。

まとめ:バレエコンクールは容姿まで審査される!
今回はバレエコンクールでの容姿についてお話ししました。
バレエコンクールでは容姿も審査対象となるため、身体のラインや衣装、メイク等まできちんと準備することが重要です。
ダンサーは見られることが仕事ですので、いつもきれいでいることが理想ですよ。
常に美を追い求める姿勢が大切です。

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