この記事を読むとバレエ留学に必要な英語について分かります。
子供がバレエ留学したいと言っているけれど、バレエ留学とはいえやっぱり英語は必要でしょうか?バレエの練習で忙しいから英会話も行くのは厳しいですが独学でも平気でしょうか?
こんな疑問に元バレエ教師がお答えします。
バレエ留学の際、バレエの心配もありますが、語学留学と同じように英語がきちんと通じるか、理解できるかが心配ですよね。
バレエのレッスンに関してはバレエの言葉(主にフランス語)が分かっていればそこまで不自由に感じることはないでしょう。
日本で外国の先生のレッスンを受けるだけであればなんの問題もありませんが、留学となると日常生活でも英語を使わなければなりません。
国によっては英語すらまともに通じないこともありますが…バレエ学校では通じますのでやはり英語は必須です。
バレエレッスンではきちんとバレエを理解していれば言葉が分からなくても知っている単語やジェスチャーで先生が言いたいことが分かるものです。でもそれでは日常生活には困ってしまいますよ。
バレエ留学に必要な英語3つ+α
まずはバレエのレッスンで必要な英語についてお話ししていきます。
バレエのステップは英語ではなくフランス語です。(たまに英語も混ざっていますが…)
留学を目指すくらいバレエが好きであればバレエのステップは外国の先生の言葉でも聞き取れるはずです。
それさえわかればアンシェヌマンなどレッスンに必要な動きは分かることでしょう。
しかし、先生からの注意などは英語もしくは先生の母国語で行われていることが多く、日本語で通訳してもらえることはほとんどないでしょう。
つまり、せっかく注意をしてもらえてもその内容が分からないといった事態にならないためにきちんと英語も理解できるようにしておく必要があります。
身体の部位
まずは身体の部位です。
頭、腕、つま先、膝…といった身体の部位をあらわす単語はきちんと覚えておきましょう。
それと一緒に覚えておきたいのが関節や筋肉の名前。
骨盤や大腿四頭筋など解剖学で習うようなものも覚えておくときっと役に立ちますよ。
身体の部位は小学生でも知っているものばかりですよね。余裕があれば解剖学の英語を学んでおくとよりリスニング力がアップしますよ。
伸ばす、曲げるなどの動詞
次に動詞です。
膝という単語が分かっても膝を伸ばすのか、曲げるのかが分からなければ困りますよね。
回旋する、移動する、止まる…などレッスンの内容を思い出しながら調べてみると良いですよ。
また、やわらかく、はっきりと、といった形容詞も頭に入れておきましょうね。
どれも中学英語のレベルですのできちんと学校の授業を理解していればあまり困ることはないでしょう。
動詞や形容詞といってもバレエで使うものは簡単なものがほとんど。きちんと学校の授業を理解していれば問題はないでしょう。
バレエと勉強の両立についてはこちらのバレエと勉強を両立する3つの方法【元ダンサー兼国立大生が伝授】も合わせてご覧ください。
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バレエと勉強を両立する3つの方法【元ダンサー兼国立大生が伝授】
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方角や舞台の単語
バレエでは上手、下手といった舞台用語も使用します。
ななめから~というように指示に方向が含まれていることもありますよね。
幕や奈落など舞台に関する用語は学校で習う英語に含まれていることはほとんどありません。
留学先で困らないためにも最低限の舞台用語も勉強しておきましょう。
上手下手は日本語では客席からの視点ですが英語は舞台上からの視点となります。つまり、上手がStage Left 下手がStage Rightなので、混乱してしまいますよね。日本の常識が通用しないこともあるのできちんと勉強しておきましょう。
+α バレエ用語(フランス語)
何度も書いていますが、まず必要なのはバレエ用語です。
パッセとルティレの違いなど日本ではあまり意識しないことも留学先ではきちんと区別されていることも多いですよ。
また、同じステップなのに先生によって違う名前で呼んでいたりすることもありますので、よく先生の動きや周りの生徒の動きを見てどんなステップなのかをすぐキャッチするようにしましょうね。
バレエ用語が分かっていることは最低限必要です。もし分かっているつもりでも不安があれば、ワークショップやオープンクラスなどで英語で教えている先生のクラスを受けてみることもおすすめです。
バレエ留学に必要な英語力
ではバレエのレッスン以外で必要な英語力についてお話ししていきます。
もちろん英語力を留学前にあげておくことでレッスンの理解力も格段にアップすると思いますよ。
まずはリスニング
留学で必要なのは「書く」ライティングではなく「聞く」リスニングです。
日本の英語教育ではどうしてもライティングばかりになってしまいがちですが、実際に留学に行くとまず聞き取れなければ話になりません。
また、日本の英語教育では文法が重視されていますが、実際の会話では文法が合っているかよりもきちんと伝わるかが大切です。
これはリスニングにおいても言えることで、まずは必要な単語を聞き取ることができないと日常生活にも困ってしまうでしょう。
日本語と英語では文章の構造が違うのでどうしても慣れるまでは聞き取りづらいこともありますよね。まずは聞き取れないと何も行動できないので、意識的に英会話を聞く習慣をつけることをおすすめします。
日常生活レベルの英語
買い物に行ったとき、レストランで食事をするとき、乗り物に乗るとき…など、それぞれの場面で必要な会話ってありますよね。
それぞれの会話のパターンを頭に入れておくことで、すべて聞き取ることができなくてもなんとなく言っていることが分かるようになります。
バレエ留学ではバレエのレッスンをしているだけではなく、買い物もするし、乗り物に乗ることもあるでしょう。
日常生活に困らない程度の英語力がないと迷子になってしまうなどのハプニングが起きてしまうことも。
中学英語程度のもので充分ですので、予習していきましょうね。
確かに生活している環境自体が日本語が通じない可能性があるので、英語は必要最低限でも勉強する必要がありますよね。英語はバレエから離れても役に立てることができるのでせっかくの留学ですからぜひ身につけてほしいです。
コミュニケーション能力
もしも相手が言っていることが分からなかったらどうしますか?
分からないということを伝えるためにはどうしますか?
そんな時に助けてくれるのがジェスチャーです。
もちろんわからないということを英語で伝えたり、してほしいこと、やってほしいことを英語で話せるのが一番ですよね。
でもどんな場面に遭遇するかわからないので、準備しきることはなかなか難しいです。
自分の言いたいことが伝えきれないとき、それでもあきらめずに伝える方法を探せることも才能と言えるでしょう。
友達と仲良くなりたいけど会話が上手く続かない…
そんなときにも身振り手振りで表現したり、自分の気持ちを伝えることができればそれだけで相手とのコミュニケーションも取れるようになっていきます。
英語に不安があってもそれをカバーすることができれば問題ありませんよ。
英語力とは違いますが、コミュニケーション能力があれば自分の意志を伝えることができます。わからないからといってコミュニケーションをとることをあきらめてしまっては何も成長しませんよ。
バレエ留学のために英語を学ぶ方法
では、バレエ留学の前にどうやって英語を学ぶのが一番良いでしょうか。
やっぱりおすすめは本場の英語を耳に慣れさせることです。
国や地域によってイギリス英語やアメリカ英語といった違いはありますが、1日中日本語しか聞いていない人と、1日数時間でも英語のみで会話をしている人ではどんどん差がつきますよ。
独学ではなかなか難しいのでぜひオンライン英会話を体験してみてくださいね。
独学
費用が安く、自分の好きな時間に出来るのが独学。
しかし、どうやって勉強したらよいか、何を勉強したらよいか、など考えることもたくさんあります。
独学で勉強するなら、バレエに関する英語をまとめることから始めるのをおすすめしますよ。
日常生活に関してはやはり本場の英会話を学んだほうが確実に力になります。
学校の勉強のように言葉を覚えるだけなら独学で充分です。しかし、相手と会話をするとなるとなかなか一人では難しいですよね。そんな時はぜひオンライン英会話を試してみてくださいね。
おすすめ!オンライン英会話
会話を学ぶにはやはり相手が必要です。
それも自分の欠点をきちんと指摘してくれる先生が一番効率が良いです。
しかし、バレエのレッスンに毎日のように通っている子がほとんどだと思いますのでなかなか時間を取るのが難しいですよね。
そんな時におすすめなのが「オンライン英会話」です。
オンライン英会話なら、自分の好きな時間にレッスンを受けることができますし、何より英語を話す感覚を身につけられるのは大きいですよね。
また、ただでさえバレエでお金がかかっているので費用面が心配なママさんも多いと思いますが、英会話教室に通うことを考えたらオンライン英会話はとてもリーズナブルです。
日時の調整もしやすく、舞台前で忙しくなっても自分のペースで英会話レッスンも続けられるのがオンライン英会話の魅力でもありますよ。
さらに習い事を増やすのはさすがに大変ですが、家で取り組めてリーズナブルならありがたいですね。
さまざまなオンライン英会話がありますが、バレエっ子におすすめなのはカランメソッドで学ぶことができるネイティブキャンプとQQ Englishです。
オンライン英会話によって予約の取り方や月会費など変わってきますので、詳しくはバレエっ子にぴったり!オンライン英会話ランキングも合わせてご覧ください。
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バレエっ子にぴったり!オンライン英会話ランキング
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外国人の先生のレッスンを受ける
バレエのレッスンに使える英語を覚えるために有効なのが、外国人の先生のレッスンを受けることです。
もちろん英語でレッスンをしてくださる先生を探してくださいね。
今はオープンクラスやワークショップなどでさまざまな国の先生のレッスンを受けることができるようになっています。
可能であれば自分が行きたい学校の先生のレッスンを受けるのがおすすめです。
ただし、バレエのレッスンでの英語を学ぶことができるだけですので、日常生活で困らないようにするためにもあらかじめ英会話を勉強しておくほうが良いでしょう。
レッスンでの英語はバレエをきちんと理解していればさほど困ることはないでしょう。しかし、先生の細かい注意などを取りこぼさないようにするためにもやはり英語力をあげておくことは大切ですよ。
まとめ:バレエ留学に英語は必須!
今回はバレエ留学に必要な英語についてお話ししました。
バレエのレッスンで必要な英語力は、バレエを理解していればそこまで必要ないでしょう。
しかし、日常生活を送ったり、トラブルに対処したり、レッスン中にも細かい注意を聞き逃さないようにするためにもやはり英語力は高いほうがより留学生活を充実させることができますよ。
本文中でご紹介した「オンライン英会話」は体験レッスンを受けることができますので、ぜひ受けてみてくださいね。
忙しいバレエ生活の中でも英語と接する時間を作ることで英語を聞き取る能力は格段にあがるでしょう。
すきま時間にレッスンを入れることができるものを紹介してみましたので、ぜひ体験レッスンを受けてみてくださいね。
バレエっ子におすすめのオンライン英会話についてはこちらのバレエっ子にぴったり!オンライン英会話ランキングで紹介しています。
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