コンクール

バレエコンクールで親がするべきサポートとは?【やりすぎ注意】

2021年5月31日

バレエコンクールで親がするべきサポートとは?【やりすぎ注意】

この記事を読むと、バレエコンクールで親がするべきサポートについて分かります。

子供が初めてバレエコンクールに出ることになったのですが、親は一体何をしたら良いのでしょう?

こんな疑問に元バレエ教師がお答えします。

バレエコンクールって特殊な世界なので、初めてお子さんが参加するとなると不安もありますよね。

私はコンクール出場経験もありますし、教師として付き添いも長年してきました。

そんな私が思う、バレエコンクールで親にしてほしいことについてお話しします。

ままりーな

まずはお金のサポートが重要です。どうしてもお金がかかってしまうのがバレエコンクール。幼い子はお金がかかることが分からないかもしれませんが、大切なお金を払って出場することをきちんと伝えてあげたほうが良いでしょう。

バレエコンクールで親にしてほしいこと3選

バレエコンクールで親にしてほしいこと3選

バレエコンクールはもちろん本人の努力が一番大切ですが、親にサポートしてもらっているからこそ出場することができます。

特にお金についてはお子さんが費用を出すことはなかなかできないため、親のサポートが必要です。

そのことをしっかりとお子さんに伝えることも親の役目ではないかと思います。

両親が働いて稼いできてくれたお金で出場できていることを実感でき、誠実に向き合おうとするお子さんのほうが心も育ちますよ。

お金のサポート

コンクールには多額の費用がかかります。

参加費だけでも万単位なのに、指導料にお礼、衣装、交通費等…

発表会よりも踊る時間は短いのに、お金がかかってしまうこともあります。

ままりーな
その分舞台上で一人で踊るという経験はなかなかできない貴重なものです。

私自身、多くのコンクールに出させてもらっていた割に、実際どのくらいのお金がかかっているかは高校生くらいまで知りませんでした。

もちろん親に聞いたこともなかったですし、聞かされたこともありませんでした。

ままりーな

知ったときは衝撃で、もっと早く知っておきたかったと思ったのは事実です。

お金のサポートは親に頼るしかありませんが、多額の費用がかかっていることは子供でも知っておくべきだなと思います。

それを踏まえたうえで、必要なものは買ってもらい、無駄にしないことを覚えるいいきっかけにもなれば良いですね。

ままりーな
お金のサポートは子供にはできません。しかし、お金を大切にすることは子供でも分かります。より一生懸命練習に励んでもらうためにも、お子さんとお金の話してみてくださいね。

バレエコンクールに必要な費用についてはこちらのバレエコンクールにかかる費用とは?【参加費だけでは足りない現実】で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

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余計なことを言わない

踊りのダメ出しをしたり、もっとこうしなさいといろいろ言わないほうが良いでしょう。

特にバレエを知らないママさんの場合は、子供にダメ出しをしても、「そんなの分かってる!」と言われてしまいますよね。

子供にもプライドがあります。

バレエのことを知らない親にダメ出しをされることを一番嫌う子供は多いですよ。

ままりーな
ダメ出しやアドバイスはお子さんに求められたときにしてあげるだけにしましょう。

もしお子さんの踊りに何か言いたいことがあれば「お客さんとしての感想なら言えるから、必要だったら呼んでね!」と声をかけておきましょう。

バレエは人に見せるものだとわかっているお子さんであれば、きっと呼んでくれると思いますよ。

それでも呼んでくれなかったらそっとしておくべきでしょうか?
基本的に指導は先生にしてもらっているので、どうしても話がしたいのであれば、「先生にどんな注意をされたの?」などと聞いてみるのは良いかもしれないですね。
ままりーな

私も子供のころ、自分の踊りについて親にいろいろ言われたことがあります。

私の両親ともバレエとは無縁ですが、実は親のダメ出しって図星だったりするんですよね…

分かっているのにできないことだったり、頑張ってもうまくいっていないことだったり…図星すぎて悔しくて、よく隠れて泣いていました。

それでも私の親は必ずいいところを褒めてくれて「~だからままりーなの踊りは好きなんだよね。」って言ってくれるのが嬉しかったのを覚えています。

ままりーな
親のダメ出しはダメージが大きいです。下手するとやる気を失うきっかけにも…。褒めてあげるのも良いですが、私の親のようにあなたの踊りが好きということを具体的に伝えてあげたほうが自信につながると思いますよ。

お礼の大切さを教える

子供はもちろんそうですが、親もきちんと先生にお礼をしましょう。

親がお礼をしている姿はお礼の大切さを教えるきっかけになります。

もちろんお礼を全くしない親はほとんどいません。

むしろ過剰なお礼も多く、それもどうかと私自身は思っています。

ままりーな
先生に向けてお礼をすることは常識ですが、意外と抜けがちなのが、子供がコンクールに出させてくれた親にお礼をすること。親がお金を出してくれたからコンクールに出れたことを忘れないためにも、お子さんが親に何も言わないのであれば注意しましょう。

先生の方から親にも感謝をしなさいと言ってくれていることが多いと思いますが、抜けている先生も多いかもしれません。

コンクールに出ることは当たり前ではありません。

しっかりとそのことを理解してもらうためにも、必ずありがとうを言ってもらうことも忘れないでください。

バレエを習っている限りお礼は必須。バレエでなくても人にきちんと感謝できる子になってほしいから、コンクールという特別な舞台に立てたことに対する感謝はきちんとしてもらわないといけないですね。

バレエコンクール当日の親の役目

バレエコンクール当日の親の役目

バレエコンクールの当日は、子供は先生がサポートしてくれます。

ママさん方は子供をサポートするより、先生をサポートするイメージでいるとすんなり対応できるかと思いますよ。

楽屋の場所取り

楽屋の場所は早めに行かないと鏡前等の良い場所が取れません。

メイクや髪飾りをするときにやりやすいように良い場所を確保しましょう。

ままりーな

場所取りをお願いされたときは、あらかじめ先生とどの辺の場所が良いかを相談しておくと、当日トラブルが少なくなりますよ。張り切ってたくさん場所を取りすぎるのも良くありません。

出場人数に比べて楽屋は狭いことのほうが多いです。

他の出場者さんの邪魔にならないようにマナーは守りましょう。

ままりーな
楽屋の場所取りは朝から並ばなければならず、準備に忙しい先生ではなかなかできないので、ママさんに頼むことが多いようです。節度をもって行動してくださいね。

差し入れ

先生方の食事や飲みもの、軽食等の差し入れもママさんの仕事です。

楽屋では忙しいことも多く、出場者が多ければなおさら先生方は楽屋の外に出ることができません。

ままりーな

食事も楽屋で済ませなければならないため、楽屋で食べやすい、においがきつくないものがおすすめです。

飲み物等も適宜新しいものを追加しておくと喜ばれますよ。

お手伝いでアシスタントの生徒さん等も手伝ってくれているときはその方の分も忘れずに。

ままりーな
忙しい中食べなければならないので、お弁当のほかにサンドイッチなどの軽くつまめるものもあると、短い時間でも食べれるのでありがたかったです。くれぐれも楽屋で食べづらいものは持っていかないようにしましょう。

踊りを見守る

子供のために出来ることは、信じて見守ることのみです。

どんなに親が張り切っても子供が上手く踊れるわけではありません。

ままりーな

子供が今までの練習の成果を舞台上で発揮できると信じて見守ってあげましょう。

もしも失敗してしまっても、責めないであげてくださいね。

一番悔しい思いをしているのは本人です。

今までの成果を出せるように見守るのが親の一番の仕事ですね。どんな結果であっても受け止めてあげる役目を忘れないようにしたいと思います。

バレエコンクール前からの親のサポート

バレエコンクール前からの親のサポート

コンクールに向けてレッスン量は増えていきます。

うまくいかないことも増えてナーバスになりがちな時期でもありますので、しっかりとサポートしてあげましょう。

バランスの取れた食事

体力をきちんとつけるためにも食事は重要です。

コンクール前は体型を気にしてダイエットしがちですが、食事を減らしてのダイエットはおすすめできません。

ままりーな

きちんと体力をつけておかないと、本番当日にきちんと踊りきることができないという最悪の結果になってしまうことも。ケガもしやすい状態になってしまうので、ケガのリスクも高まります。

体型が気になるのであれば、練習量や他の運動で調節しましょう。

バレエ体型はきちんと正しいレッスンが身についていなければ得ることができませんよ。

ままりーな
成長期であればなおさら食事量はきちんと確保しておかないと身長も伸びなくなってしまいます。コンクール前だから痩せようと思わずに、日ごろからバレエ体型を目指してレッスンに励みたいですね。

バレエを習う子の食事についてはこちらのバレエを習う子の食事は大切に【子供がダイエットしてはいけません】でも解説していますので、合わせてご覧ください。

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当日の持ち物準備

当日必要な細かいものの買い出しをしてもらえると非常に助かります。

もちろん時間のあるお子さんの場合は一緒に買い物をしましょう。

ままりーな

私は学校とレッスン、家への往復でほぼ毎日が終わってしまっていたので、整髪料やメイク落とし等の細かいものの買い出しをよくお願いしていました。

その分タイツやトウシューズ等のバレエ用品は自分で買いに行ったり、通っていたお教室でまとめて購入してもらったりしていました。

基本的にお子さんに言われてから手伝った方が良いと思いますが、毎日レッスンで忙しいお子さんにはコンクールが近くなったころに声掛けをしてあげると良いかもしれないですね。

買い出しなら家の日用品の買い物と一緒に出来るので負担もあまりないですね。当日の荷物詰めは自分でやってもらいますが、入れるものの準備は手伝ってあげたいですね。

楽しんでと伝える

コンクールは緊張して当たり前ですが、結果よりも楽しんで踊ってきてほしいということを伝えてあげましょう。

お金を出してサポートしてるのに、お子さんにとって嫌な思い出になってしまっては残念ですよね。

ままりーな

失敗してしまっても、どんな結果であっても、舞台上で楽しんで踊ることができれば、きっと良い思い出になります。

バレエのアドバイスはできなくても、楽しんでほしいという思いは伝えられますよ。

当日に楽しんで踊るためにつらいレッスンをしているということを思い出させてあげてくださいね。

ままりーな
また、親だからかもしれないけど、あなたの踊りの一番のファンであるということも伝えてあげてほしいです。お子さんが落ち込んだ時に支えてくれる言葉にきっとなると思いますよ。

まとめ:バレエコンクールは親の役目も大切!

今回はバレエコンクールでの親の役目についてお話ししました。

当日の役目は先生のサポートくらいしかないですが、お金のサポートや精神的なサポートはしてあげられます。

お子さんが笑顔でコンクールを終えられるようにサポートしてあげてくださいね。

ままりーな
楽しんで踊ることができれば、きっと心に残るコンクールになると思います。スカラシップ等を狙って出るコンクールでもリラックスすることが大切なので、ママさんのサポートは重要ですよ。

バレエコンクールに必要な持ち物についてはこちらのバレエコンクールに必要な持ち物リスト【これだけあれば安心】で詳しく解説しておりますので合わせてご覧ください。

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