この記事を読むと、バレエコンクールで親がするべきサポートについて分かります。
子供が初めてバレエコンクールに出ることになったのですが、親は一体何をしたら良いのでしょう?
こんな疑問に元バレエ教師がお答えします。
バレエコンクールって特殊な世界なので、初めてお子さんが参加するとなると不安もありますよね。
私はコンクール出場経験もありますし、教師として付き添いも長年してきました。
そんな私が思う、バレエコンクールで親にしてほしいことについてお話しします。
まずはお金のサポートが重要です。どうしてもお金がかかってしまうのがバレエコンクール。幼い子はお金がかかることが分からないかもしれませんが、大切なお金を払って出場することをきちんと伝えてあげたほうが良いでしょう。
バレエコンクールで親にしてほしいこと3選
バレエコンクールはもちろん本人の努力が一番大切ですが、親にサポートしてもらっているからこそ出場することができます。
特にお金についてはお子さんが費用を出すことはなかなかできないため、親のサポートが必要です。
そのことをしっかりとお子さんに伝えることも親の役目ではないかと思います。
両親が働いて稼いできてくれたお金で出場できていることを実感でき、誠実に向き合おうとするお子さんのほうが心も育ちますよ。
お金のサポート
コンクールには多額の費用がかかります。
参加費だけでも万単位なのに、指導料にお礼、衣装、交通費等…
発表会よりも踊る時間は短いのに、お金がかかってしまうこともあります。
私自身、多くのコンクールに出させてもらっていた割に、実際どのくらいのお金がかかっているかは高校生くらいまで知りませんでした。
もちろん親に聞いたこともなかったですし、聞かされたこともありませんでした。
知ったときは衝撃で、もっと早く知っておきたかったと思ったのは事実です。
お金のサポートは親に頼るしかありませんが、多額の費用がかかっていることは子供でも知っておくべきだなと思います。
それを踏まえたうえで、必要なものは買ってもらい、無駄にしないことを覚えるいいきっかけにもなれば良いですね。
バレエコンクールに必要な費用についてはこちらのバレエコンクールにかかる費用とは?【参加費だけでは足りない現実】で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
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バレエコンクールにかかる費用とは?【参加費だけでは足りない現実】
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余計なことを言わない
踊りのダメ出しをしたり、もっとこうしなさいといろいろ言わないほうが良いでしょう。
特にバレエを知らないママさんの場合は、子供にダメ出しをしても、「そんなの分かってる!」と言われてしまいますよね。
子供にもプライドがあります。
バレエのことを知らない親にダメ出しをされることを一番嫌う子供は多いですよ。
もしお子さんの踊りに何か言いたいことがあれば「お客さんとしての感想なら言えるから、必要だったら呼んでね!」と声をかけておきましょう。
バレエは人に見せるものだとわかっているお子さんであれば、きっと呼んでくれると思いますよ。
私も子供のころ、自分の踊りについて親にいろいろ言われたことがあります。
私の両親ともバレエとは無縁ですが、実は親のダメ出しって図星だったりするんですよね…
分かっているのにできないことだったり、頑張ってもうまくいっていないことだったり…図星すぎて悔しくて、よく隠れて泣いていました。
それでも私の親は必ずいいところを褒めてくれて「~だからままりーなの踊りは好きなんだよね。」って言ってくれるのが嬉しかったのを覚えています。
お礼の大切さを教える
子供はもちろんそうですが、親もきちんと先生にお礼をしましょう。
親がお礼をしている姿はお礼の大切さを教えるきっかけになります。
もちろんお礼を全くしない親はほとんどいません。
むしろ過剰なお礼も多く、それもどうかと私自身は思っています。
先生の方から親にも感謝をしなさいと言ってくれていることが多いと思いますが、抜けている先生も多いかもしれません。
コンクールに出ることは当たり前ではありません。
しっかりとそのことを理解してもらうためにも、必ずありがとうを言ってもらうことも忘れないでください。
バレエコンクール当日の親の役目
バレエコンクールの当日は、子供は先生がサポートしてくれます。
ママさん方は子供をサポートするより、先生をサポートするイメージでいるとすんなり対応できるかと思いますよ。
楽屋の場所取り
楽屋の場所は早めに行かないと鏡前等の良い場所が取れません。
メイクや髪飾りをするときにやりやすいように良い場所を確保しましょう。
場所取りをお願いされたときは、あらかじめ先生とどの辺の場所が良いかを相談しておくと、当日トラブルが少なくなりますよ。張り切ってたくさん場所を取りすぎるのも良くありません。
出場人数に比べて楽屋は狭いことのほうが多いです。
他の出場者さんの邪魔にならないようにマナーは守りましょう。
差し入れ
先生方の食事や飲みもの、軽食等の差し入れもママさんの仕事です。
楽屋では忙しいことも多く、出場者が多ければなおさら先生方は楽屋の外に出ることができません。
食事も楽屋で済ませなければならないため、楽屋で食べやすい、においがきつくないものがおすすめです。
飲み物等も適宜新しいものを追加しておくと喜ばれますよ。
お手伝いでアシスタントの生徒さん等も手伝ってくれているときはその方の分も忘れずに。
踊りを見守る
子供のために出来ることは、信じて見守ることのみです。
どんなに親が張り切っても子供が上手く踊れるわけではありません。
子供が今までの練習の成果を舞台上で発揮できると信じて見守ってあげましょう。
もしも失敗してしまっても、責めないであげてくださいね。
一番悔しい思いをしているのは本人です。
バレエコンクール前からの親のサポート
コンクールに向けてレッスン量は増えていきます。
うまくいかないことも増えてナーバスになりがちな時期でもありますので、しっかりとサポートしてあげましょう。
バランスの取れた食事
体力をきちんとつけるためにも食事は重要です。
コンクール前は体型を気にしてダイエットしがちですが、食事を減らしてのダイエットはおすすめできません。
きちんと体力をつけておかないと、本番当日にきちんと踊りきることができないという最悪の結果になってしまうことも。ケガもしやすい状態になってしまうので、ケガのリスクも高まります。
体型が気になるのであれば、練習量や他の運動で調節しましょう。
バレエ体型はきちんと正しいレッスンが身についていなければ得ることができませんよ。
バレエを習う子の食事についてはこちらのバレエを習う子の食事は大切に【子供がダイエットしてはいけません】でも解説していますので、合わせてご覧ください。
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バレエを習う子の食事は大切に【子供がダイエットしてはいけません】
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当日の持ち物準備
当日必要な細かいものの買い出しをしてもらえると非常に助かります。
もちろん時間のあるお子さんの場合は一緒に買い物をしましょう。
私は学校とレッスン、家への往復でほぼ毎日が終わってしまっていたので、整髪料やメイク落とし等の細かいものの買い出しをよくお願いしていました。
その分タイツやトウシューズ等のバレエ用品は自分で買いに行ったり、通っていたお教室でまとめて購入してもらったりしていました。
基本的にお子さんに言われてから手伝った方が良いと思いますが、毎日レッスンで忙しいお子さんにはコンクールが近くなったころに声掛けをしてあげると良いかもしれないですね。
楽しんでと伝える
コンクールは緊張して当たり前ですが、結果よりも楽しんで踊ってきてほしいということを伝えてあげましょう。
お金を出してサポートしてるのに、お子さんにとって嫌な思い出になってしまっては残念ですよね。
失敗してしまっても、どんな結果であっても、舞台上で楽しんで踊ることができれば、きっと良い思い出になります。
バレエのアドバイスはできなくても、楽しんでほしいという思いは伝えられますよ。
当日に楽しんで踊るためにつらいレッスンをしているということを思い出させてあげてくださいね。
まとめ:バレエコンクールは親の役目も大切!
今回はバレエコンクールでの親の役目についてお話ししました。
当日の役目は先生のサポートくらいしかないですが、お金のサポートや精神的なサポートはしてあげられます。
お子さんが笑顔でコンクールを終えられるようにサポートしてあげてくださいね。
バレエコンクールに必要な持ち物についてはこちらのバレエコンクールに必要な持ち物リスト【これだけあれば安心】で詳しく解説しておりますので合わせてご覧ください。
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バレエコンクールに必要な持ち物リスト【これだけあれば安心】
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