この記事を読むと、バレエを習う子供の食事の必要性が分かります。
バレエを習っていると、どんな食事をあげて体型をキープすればよいかわからない…。成長期に食事でダイエットしても大丈夫でしょうか?
こんな疑問に元バレエ教師がお答えします。
バレエを習っていると、そのイメージからどうしても体型が気になりますよね…。
小学生になれば本人も自分の体型を気にし始めるかもしれません。
しかし、成長期に必要な栄養を与えずにダイエットをすることはやめましょう。
成長期には大人以上に栄養が必要なことも。
与えすぎには注意して、食事の楽しさを教えてあげたほうが、将来ダイエットしても健康でいられますよ。
元バレエ教師がバレエっ子の食事の重要性について解説していきます。
ダイエットは成長期が終わってから。成長期を逃すと身長が伸びなくなります。身長が伸びないとバレエ団に入れないことも。子供のうちは楽しく食べて生活習慣を正すことが大切です。
バレエを習っていても成長期は食事が大切な理由3つ
バレエに関係なく、成長期の食事は大切です。
3食バランスよくきちんと食べ、よく眠り、よく遊ぶことが身体や心の成長につながっていきます。
実際、海外のバレエ学校での食事も特にバレエダンサー向けの食事ではないそうです。
レッスン時間もレッスン回数も短い日本では、その分たくさん外で遊んで体力をつけることも大切ですね。
身長が伸びない
成長期に思うように身長が伸びないと、将来バレエ団に入りたいと思ったときに書類選考で落とされてしまう可能性があります。
たいていどのバレエ団にも身長制限があります。
日本ですら女性は163㎝以上と日本人の平均身長より5.5㎝も高く設定されていることも。
大きくなって実力ではなく身長で悩むことのないように、成長期にしっかりと身長を伸ばしてあげることが大切です。
そのためには成長に必要な栄養素を取るために食事がとても重要。
ダイエットは大きくなってからでも出来ますが、身長は成長期にしか伸びません。
バレエに身長が必要な理由はこちらのバレエに身長は必須条件!低いと困るバレエの残酷な現実と対策で詳しく解説しています。
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ケガをしやすい
栄養不足の状態では、ささいなことが大きなケガとなってしまうことがあります。
成長期には身体のさまざまな部位が成長するため、栄養が必要です。
しかし、栄養不足の状態で成長してしまうと、伸びた部分が弱くなっていることも。
強く丈夫な身体にしていくためには栄養が必要です。
集中できない
どんなにレッスン回数が多くても、集中していなかったら上達はしません。
バレエのレッスンは、注意されたことをすぐに気を付けながら身体を動かす必要があります。
注意されたことを頭で理解し、身体に伝えることは簡単なことではありません。
食事をきちんととらずにレッスンを受けても、集中できずに意味のない時間となってしまうでしょう。
やはり、よく食べ、よく眠り、よく遊ぶ。
これが成長期のダンサーに必要なことです。
バレエっ子がダイエットしたいときに気を付けること4つ
成長期のダイエットはおすすめしませんが、体型維持のために気を付けてほしいことはあります。
英語のダイエット=diet=日常的な食事、食べ物という意味で、決して減量を意味しているわけではありません。
日常の食事を健康的なものにし、楽しく食事をとっていれば太りすぎることはないですよ。
お菓子やジュースは我慢する
スナック菓子、ケーキなどの甘いもの、ジュース、ファストフードなどはなるべく避けましょう。
これらには必要以上のカロリーがあり、栄養的に良いとは言えません。
もちろん全く口にしてはいけないのではなく、適度な調節が必要です。
食べるのであれば量に気を付ける、ジュースを飲みたければミキサーで自分でスムージーを作るなどの工夫をしましょう。
おやつを食べるのであれば、おにぎりや蒸し野菜、フルーツなど、普段の食事でとるものを間食として食べるのがおすすめです。
バレエっ子の食事制限についてはこちらのバレエっ子の食事制限のやり方【食べないよりも効率よく痩せる方法も】でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
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かむ回数を増やす
かむ回数を増やすことで満腹感を得られます。
同じ量を食べていたとしても、たくさん噛んで食べればよりおなか一杯に感じられるので、満足感とともに量を抑えることができますよ。
特に子供はきちんと噛まずに飲み込んでしまいがちです。
ぜひ一緒に食事をとって、お子様の様子を見てあげてくださいね。
夜遅くに食べない
寝る直前に食事をとると、体脂肪が蓄積されやすくなります。
なぜならあとは寝るだけなので、消費エネルギーが少なく、余分なエネルギーが体脂肪となってしまうからです。
夕食は寝る時間の3時間前までに済ませることが理想。
レッスンなどでなかなか厳しいのであれば、レッスン前にも軽く食べ、レッスン後にも軽く食べる分食にしましょう。
食事を楽しむ
何よりも大切なのは食事を楽しむことです。
ダイエットしなきゃ、食べる量を減らさなきゃ、これを食べたら太るかも…などと考えていたら、食事は楽しくありません。
それはやがてストレスとなり、摂食障害に発展してしまうことも。
私自身、これを我慢すれば痩せる。これを食べたら太る。などと常に考えていました。今思えば病的だったなと思います。
食事は悪ではありません。
家族みんなで楽しく食事をする時間を大切にしていきたいですね。
バレエをやっている人は細い理由についてはこちらのバレエをやってる人が細い理由は食事ではない!【正しいレッスンが重要】でも詳しく解説しています。
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バレエレッスン前後の食事
では、実際にどんなものを食べさせたら良いのでしょうか?
日本でバレエを習う子を想定して、レッスン前後、夜遅くなる時の食事についてお話していきます。
私は栄養士などの資格は持っていないので、参考程度に見ていただければ幸いです。
レッスン前の食事
レッスン前は糖質を取るのがおすすめです。
具体的にはバナナや小さいおにぎりなどが消化も良く食べやすいですね。
レッスン前に食べるのであれば、 出来ればレッスン2時間前くらいには食べておくとよいでしょう。
タンパク質や脂質は消化に時間がかかるので、レッスン前は避けたほうがよいです。
レッスン直前におなかが空いてしまったときは、ゼリー飲料で空腹を紛らわすとレッスンに集中できるでしょう。
レッスン前の食事についてはこちらのバレエのレッスン前に取るべき食事はこれ!【食べすぎも空腹もダメ】で具体的に解説しておりますので、合わせてご覧ください。
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バレエのレッスン前に取るべき食事はこれ!【食べすぎも空腹もダメ】
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レッスン後の食事
レッスン後は酷使した筋肉を修復するために、タンパク質を取るのがおすすめです。
さらに、ビタミンやミネラルの取れるものも一緒に取ると良いでしょう。
具体的にはサラダチキンや野菜スープなどがおすすめです。
昼のレッスン後であればそこまで神経質になる必要はないかと思います。
きちんと食べてしっかりと休んで身体を回復させましょう。
夜のレッスンで遅くなるときは
学生さんは夜のレッスンが多いと思いますが、そんな時は食事に工夫が必要です。
先ほどもお話ししたように、夜は寝るだけなので、摂取したエネルギーが消費されずに体脂肪に変わりやすくなります。
とはいえ、成長期に食事を抜くことはおすすめできません。
そんな時は、レッスン前とレッスン後に食事を分けるのがおすすめです。
具体的には、レッスン前におにぎりなどの炭水化物を取り、レッスン後に卵入りの野菜スープを食べるなど、レッスン前後にそれぞれ必要な栄養を取れるようにすると良いでしょう。
また、なるべく朝にたくさん食べ、昼は8分目、夜は控えめにして、1日の中できちんと必要な栄養を取れるように工夫もおすすめです。
どうしても夜にご飯が食べたくなったらおかゆにするのもいいですよ。
レッスン後の食事についてはこちらのバレエのレッスン後は食事をしないほうが良い?体型管理と成長期の食事法で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
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バレエのレッスン後は食事をしないほうが良い?体型管理と成長期の食事法
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まとめ:バレエっ子に食事は大切!子供はたくさん食べてたくさん動きましょう!
今回はバレエを習う子供の食事について話しました。
成長期は食事がとても大切です。
きちんと栄養を取らないと伸びるはずの身長が伸びないことも。
もし、栄養をきちんと与えられているか心配なママさんがいたら、サプリメントを補助的に活用するのもおすすめです。
おすすめの成長サプリについてはこちらのバレエっ子必見!おすすめ身長サプリランキングも合わせてご覧ください。
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